日本国民のエネルギー・レベルが低い!?

人事院総裁の川本裕子さんが、ビジネス誌で「日本国民のエネルギー・レベルが国際的にみて低い」ことを憂慮している。具体的には、若者に夢がない、企業勤務者のエンゲージメントが低い・・・。

なぜだろう? これは、「日本社会が持つモノカルチャーの弊害(同調圧力・結果平等の偏重・異質排除)ではなかろうか?

多くの国民が伸び伸び感、つまりポジティブなエネルギーを高める鍵は何だろう?

私は、「個の確立、個人の尊重」を徹底的に高めていくことこそが重要であると考える。

あらゆる場面において、機会の創出と平等・挑戦(チャレンジ)の勧め・再挑戦の機会提供を図っていくことではないか?

幼児教育の現場から始めて、学校の選択、職業の選択、現役時代の職務選択、転職の機会、現役卒業後の働く機会、引退後の生き方選択・・・すべての人生の節目(機会)に、個々人が自分で考え自分で決めるための(可能な限り多くの)選択肢を差別なく用意できる社会、そしてどんな選択であれ、個人の選択を尊重し支援する社会を目指すべきではないか。

言わずもがな、個人は自分の選択に責任をもつ覚悟がいる。