「Range(レンジ)」という本、いいね!
皆さんはもう「Range(レンジ)」という題名の本をお読みになっただろうか?
内容を私なりに要約すると、「成功するためには早期に専門特化することが不可欠だとする風潮が強まっているが、そんなことはない。確かに効率を求める場合には一理あるが、創造的な仕事を期待するならば、時間をかけて幅(range)のある多様な経験や領域横断的な探求を試してみることの方がはるかに大切。」
この本「Range」は、個人の成功について論じているが、企業についても同じことが言えるのではないか。
この先の経営環境をある程度見通せる昭和のような時代には、終身雇用でその企業文化や仕事に身も心も捧げる(専門特化した)企業戦士を使い効率性を追求する経営が強かった。
しかし、令和のような不確実性の高い時代には、他社や他の業界で自社にない仕事や文化を学んできた「よそ者」を積極的に受け入れてこそ、効率を超えて前進につながる経営が可能になると思う。
個人の成功も、現役世代ばかりじゃない。
定年退職まで元の会社で「専門特化」してきた元サラリーマンも、新たな会社で自分を活かす道を歩んでみたらどうだろう。
新たな会社の発展に貢献しようと努める。そうすることで新たな自分を発見するのに、遅すぎるってことはない。きっと嬉しい発見ですよね。